在宅医療のオンコール体制とは?薬剤師の役割も解説!

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在宅医療のオンコール体制とは?薬剤師の役割も解説!

高齢者の増加に伴って在宅医療の需要が高まるなか、「生き残る薬剤師になるためには、在宅医療ができるようになるべき」と言われることが増えてきました。しかし、在宅医療ではオンコールの対応が欠かせません。そのため、在宅医療に対してマイナスの印象をもっている薬剤師もいるのではないでしょうか。

そこで今回は、オンコールの頻度がどれくらいなのか、オンコール体制に対して周りの薬剤師はどう思っているのかなどを紹介します。

目次

在宅医療のオンコールとは?

オンコールとは、緊急時の呼び出しがあった場合は患者さんの家や薬局に出向いて業務ができるように待機しておくことです。「待機」と呼ばれることもあります。在宅医療を行うにあたり、患者さんや担当医から緊急の連絡があった場合は対応できるようにしておく必要があるのです。もちろん、1人の薬剤師が年中無休で対応するわけではありません。何人かの薬剤師でローテーションをしてオンコールの担当をしていきます。

緊急時の呼び出しに対応できる携帯電話やスマートフォンを持っておき、電話があれば対応するという形を取るケースがほとんどです。とくに連絡がなければ普段どおりの生活をして問題ありません。しかし、いつ呼ばれても対応できるように飲酒や遠出を避ける必要はあります。オンコールがなかったとしても生活が制限されてしまうため、「在宅医療は大変だ」という印象をもっている方が多いのでしょう。

オンコールの手当については、呼ばれて実際に対応した場合はいくら、とくに連絡がこなかった場合はいくらのように定められているケースがよく見られます。

在宅医療のオンコールはどのくらいの頻度?

在宅医療のオンコールはあまり頻繁に起こるものではない、というのが現実です。ほとんどオンコールで呼ばれることはないと言ってもよいでしょう。オンコールに対応した場合は手当が出ることが多いのですが、とはいえ夜中に1人で対応するのは決して楽なものではありません。

そのため、オンコールで呼ばれないよう日中に対応しておくことがほとんどなのです。薬が切れそうな患者さんはあらかじめ対応しておくことで、オンコールのリスクを減らしておきます。そのためには、患者さんの残薬がどれくらいあるのか、薬が切れるタイミングが土日祝にかぶらないかなどを日頃からしっかり管理しておくことが大切です。

オンコールを減らすためには担当医の協力も必要となるため、医師とスムーズな連携が取れるようにしておく必要もあるでしょう。

薬剤師はオンコール体制をどう感じている?

オンコール体制を積極的に好んで担当する薬剤師は、正直多くありません。やはり生活にいくらか制限が出てしまうこと、オンコールがかかった場合はたとえ夜間でも対応する必要があることから敬遠されがちなのです。当直とは違って自宅で待機できるとはいえ、いつ鳴るかもわからない携帯電話を片手に生活を送るのはかなりのストレスになります。

また、オンコール体制を取るために日中に勤務している薬剤師の人員を調整しなければいけない場合があることも気がかりです。朝から勤務してオンコールにも対応するとなると担当の薬剤師に負担がかかってしまうため、勤務時間や日程の調整をすることがあるのです。場合によってはほかの薬剤師にも負担がかかることもあるでしょう。

薬剤師の人員が潤っている職場であれば問題なくオンコール体制を取れることが多いのですが、ギリギリで回している場合は少々きついところがあるかもしれません。

しかし、オンコール体制を根っから批判している薬剤師はほぼ見かけません。そもそもオンコールがかかることがめったにないのもありますが、患者さんの健康を守るためには24時間体制で対応できるようにしておくことが大事なのです。

もちろん24時間体制は薬剤師にとって負担となる部分もあるため、人員を確保したりうまくスケジュールを組んで体力的にしんどくないように調整したりする必要はあります。

まとめ

在宅医療ではオンコールの対応が欠かせません。緊急の電話があった場合は薬局で調剤をし、患者さんの自宅に薬を届ける必要があります。
しかし、実際にオンコールの対応をすることはほとんどないでしょう。
呼び出しがないように事前に日程を組んで対応していることが多いためです。1人の薬剤師に負担がかからないよう、うまく対応できるようにしていきましょう。

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監修薬剤師:原 敦子
HYUGA PRIMARY CARE株式会社
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