【患者獲得支援】イチから在宅患者80名を目指して。

在宅にゼロから取り組み、目標を大きく掲げて邁進する、豊田社長にお伺いしました。
企業情報
薬局名:泉尾くりはし薬局
会社名:有限会社泉尾くりはし薬局
店舗数:1舗
エリア:大阪府
在宅患者数:20名ほど
代表取締役:豊田 英明
利用サービス:在宅パッケージプラン
要望
個人宅の在宅患者の獲得
地域支援体制加算の算定
課題
どうやって個人宅患者さんを獲得するのか?
そのノウハウをどう習得すればよいのか?
施策
-
在宅パッケージプランの実施
(在宅患者の獲得、オペレーションの構築、加算算定支援 , etc.)
効果
-
20名程の在宅患者さんの獲得
きらり薬局との出会い
HYUGA PRIMARY CARE(※以下、HYUGAという)さんとの出会いは、卸の主催のセミナーでした。そちらで在宅関連の内容の講師にて登壇されており、在宅を本格的にやりたいと思っていたところで、相談させて頂いたのがきっかけでした。
在宅拡大に向けた課題
課題は在宅の患者様がいないということでした。当時、個人宅で2名程対応していたものの、たまたま外来で来られていた患者様が体調変化などで来られなくなったもので、意図したものではありませんでした。処方箋枚数も減りつつある中で、何かしら意図したアクションが必要であり、何かをしないと変わらないと感じていました。
どのように課題解決したか
上記課題を解決すべく、HYUGAさんとは、在宅患者様を獲得するという目的の元、イチからのスタートで以下に取り組みました。
■在宅パッケージプラン(患者獲得フルサポート)
内容としては、在宅の拡大を最終目的としたコンサルティング支援です。特に、在宅患者さんの獲得を目的とした、営業活動のサポートをしてもらいました。営業は初めてのため何をすればよいか分からない状態だったので、営業方法だけでなく、自分の薬局のアピールの仕方を学びました。
具体的には、薬局紹介パンフレットや名刺などの広報物を制作、周辺エリアの営業対象となる施設のリスト化、営業マンとの同行営業の大きく3点です。
特によかったのが、実際の営業マンと同行し、隣で営業のやり方を見て、お客さんとのやり取りをより肌で感じながら学べたのが一番身になりました。営業活動は月2回ほど、HYUGAさんの営業マンと同行し、近隣の医療機関や施設から片っ端にまわりました。この中で、どうしても薬剤師では遠慮してしまうところに一歩踏み込む、‘押し’が大事ということを知りました。同時に、知識面での勉強も並行して、施設に応じた医療保険や介護保険の種類・活用法など、座学での講義や同行前にテストしてもらいながら学んでいきました。
まとめ
結果として、個人宅と施設が2つ決まり、在宅患者様としては20名程を対応できるようになりました。また、契約を終えてからも1施設を獲得し、種を蒔いていたものの芽が出てきています。
利用してよかった点としては、“地域とのつながり“ができたことです。地域を包括的に対応しているケアマネさんとコミュニケーションをとれるようになりました。それも今回を通して、ケアマネさんが薬局とどう関わりたいのかを考えているのかわかってきたからかと思います。
また目的として、効率性を重視した施設の在宅を対応したかったのでそれが叶ったのも満足ポイントでした。
今後はこれを機に、在宅患者様を80名ほどまで増やして行ければと考えています。現状、単店で在宅対応をしているのが私1人ですので、増員含め対応できる組織つくりを進める必要があります。
そのために、今回培ったことを実施しながら、またHYUGAさんの力を借りながら、より地域貢献できる薬局になっていきたいと思います。
■セミナー情報
在宅薬局に関わるノウハウや新しい情報など発信しています。
現在コロナもあり、WEBセミナー(ZOOM)にて開催中です。