【基本加盟/医薬品購入交渉代行】「個人在宅ノウハウの蓄積で“新たな未来”の道筋を」
新しいことに挑戦し続ける、薬局業界屈指の”アツい漢”、(株)メタルファーマシーの川野社長に伺いました。
企業情報
薬局名:金太郎薬局
会社名:株式会社メタルファーマシー
エリア:京都
店舗数:6店舗
在宅患者数:約300名
設立:2016年
代表取締役:川野 義光
要望
在宅(個人宅)知識の習得
在宅業務のマインドセット
在宅患者の増加(営業方法)
課題
在宅(訪問調剤)を1店舗で施設を中心におこなっているが、拡大するにあたり、個人宅の新しい患者を獲得する方法がわからない
在宅を効率化するオペレーションを模索する中、非薬剤師さんに薬剤師業務の補助をしてもらうための導入策・モチベーション維持策に課題がある
施策
きらりプライムの加盟(動画活用)
医薬品購入交渉の代行
効果
1店舗新規開局
在宅医療の知識習得
他店舗でも20名程ずつ個人の在宅患者を対応できるようになった
きらり薬局との出会い
HYUGA PRIMARY CAREさん(※以下、HYUGAという)との出会いは、とあるきらり薬局社員さんのTwitterのフォローをしていたのが始まりです。
色んな情報を気ままに覗いていたのですが、何かの拍子で営業の方との接点があり、在宅について聞いてみようと思ったのがサービス利用のきっかけでした。
課題に向けた課題
在宅を拡大するにあたり、知りたかったのは、①新しく患者を獲得する方法、②効率化するノウハウでした。
その中で、特に2つ目の効率化を促進するにあたり、非薬剤師さん(ムーン職※)に薬剤師業務の補助を頂くためのモチベーションをいかに醸成するかの課題感がありました。
(※メタルファーマシーさんでは、セーラームーンにちなんで、薬剤師をスター(星):非薬剤師をムーン(月)と呼んでらっしゃいました。どちらも欠かせない存在という意味だそうですが、遊び心があって面白いですね)
どのように課題解決したのか
上記、「モチベーションをいかに醸成するか」において、特に役に立つかなと思ったのはノウハウ動画でした。
■きらりプライムサービス(ノウハウ動画)
HYUGAさんでは、定期的にきらり薬局での実例を交えた「加盟店向けセミナー」を行っていますが、その際のアーカイブ動画を、社員教育の一環として研修のような形で利用しました。在宅を拡大させるには、特に非薬剤師さんの活躍が必要不可欠であって、いかに薬剤師の手を空けて他の事ができるようにするか、その効率化をすすめる必要がありました。薬剤師の業務を非薬剤師さんに代わってやってもらうということは、単純に非薬剤師さんの業務負荷が増えることになりますので、納得感を持ってお仕事をしてもらうためにも、「なぜいま在宅をするのか」から始まり「なぜこの業務をしなければならないか」、までのマインドを持ってもらうことが必要です。これを社長の私からトップダウンで押し付けるのではなく、第三者的に代弁してもらい優しく伝えていく手段として、セミナー内でのマインドセット項目を役立させてもらいました。これを他の研修と共に混ぜ、メッセージとして見てもらうことで、在宅に取り組む意識の醸成に役立っています。
もちろん私個人では理念教育を当初から心掛けており、直接伝えることをはじめ、Twitterでも間接的に社員には伝えているつもりですが、伝達手法は多い方が良いと思っておりますし、効果的だと思っています。
■医薬品購入交渉 代行
コストダウン策として、値引き交渉代行は他社を利用をしていましたが、よく使用する医薬品によって卸の帳合を変える必要がりました。そうすると結果的に割引率が出ないという状況でした。HYUGAの購入交渉代行では、今までの卸さんとの帳合を変えることなく、コストダウンだけをできるため非常に良いと思っています。例えば、他社だと発注・支払もその会社を通す必要があるため、どうしても最安値の卸への発注がメインとなってしまいます。そうなるといままでと帳合が変わり、月の発注量が読めなくなることも相まって、担当者さんが来局する頻度が著しく減りました。関係性がどうしても薄くなってしまい、卸の担当者さんからの欠品などの細かな情報も非常にありがたかったため、結構困っていたところでした。ここがHYUGAだと、今まで通り自社と卸とのやり取りは変わらないため、よい関係性のままできています。今回、1店舗のみの利用ですが、安定的に割引も出ていて原価抑制に効果的に働いています。
まとめ
今後の理想としては、個人的には”伝説”になりたい、と思っています(笑)
一生に一度の人生、いろんなことをやりたいですし、薬局とは一見関係のなさそうなところに、いかに親和性を見いだし、新しいことができるかをポリシーとしていますので。
もちろん新しいことをするには労力がいるので、将来的には、今の屋台骨を支えてくれる右腕を作っていこうと思っています。人材育成的な意味でも、HYUGAさんではよくある薬局課題をセミナーで取り上げてくれるので、それ通じて吸収し、そこから見様見真似でやってみて、独自のものに変えていこうと思っています。
■セミナー情報
在宅薬局に関わるノウハウや新しい情報など発信しています。
現在コロナもあり、WEBセミナー(ZOOM)にて開催中です。