【ファムケア】「目指せ、在宅患者200名対応!!理想の薬局に向けて」
在宅特化の薬局を開業し、勉強熱心な神崎さま(取締役)に伺いました。
企業情報
薬局名:のだ薬局
会社名:有限会社野田商会
店舗数:1店舗
在宅患者数:約30名
従業員数:1人(パート2名
設立:2017年
代表取締役:野田忠生
要望
在宅(個人宅)知識の習得
在宅業務の効率化
課題
開業のためゼロからスタートで在宅知識・実務経験が乏しい
在宅業務の非効率的なオペレーションを増やしたくない
施策
きらりプライムの加盟
在宅支援システム「ファムケア」の利用
医薬品購入交渉の代行
効果
患者2名⇒27名に増加
トラブルもなく、スムースな患者さん対応ができるようになった
きらり薬局との出会い
HYUGA PRIMARY CARE(※以下、HYUGAという)さんとの出会いは、とある食事会での代表の黒木さんがいらして、独立相談をしたことから始まりました。
門前のない薬局開業だったので、在宅の経験を積むため、きらり薬局の店舗で実際に3~4か月程社員として働かせていただいたという経緯があります。
在宅拡大にあたる課題
開業のためゼロからスタートでしたが、在宅薬局として経営することが前提のため、在宅知識・実務経験が乏しいところがありました。
また、経験をさせてもらい分かったのが、在宅業務が外来よりも工程が多いことと管理が大変であること。
前職の薬局はレセコンに薬歴がなかったため、印刷してFAX、もしくは郵便で送る、という手間が発生していました(2時間くらいの残業となっていました…)
どのように課題解決したのか
このような薬剤師が時間のかかるところを削減したいと思い、きらり薬局さんで利用しているシステムをそのまま使えることがメリットであると感じました。
■在宅支援システム「ファムケア」
基本的には、きらり薬局さんのオペレーションを学んでいたため、転ばぬ先の杖という感覚で同じシステムを入れることとしました。
きらり薬局の店舗でよく分かったのは、患者が多いので情報の管理を徹底しないとマズいということでした。そこでツールの使用はマストだと思いました。このファムケアというツールは、シンプルで必要な機能だけあるので非常に使いやすかったです。以前の職場では、2時間くらい残業になっていたので非常にムダであると感じていました。ここで業務に追われることなくスムースに業務ができているのはこれのお陰かと思っています。
現状、うちの薬局では、訪問調剤時には使用してはいませんが、外出時に患者さんの住所やケアマネさんの名前を忘れたとき、また前回処方を忘れた際には便利であると思います。将来的には、非薬剤師さんがメインとなって、スーパーバイザーのような薬剤師やパート薬剤師でもまわせるような仕組み・働き方を考えています。そのためには、いろんな人が関わることとなりますので、このようなクラウドで共有できるツールの利用は必須かと思っています。
■医薬品購入交渉の代行
同時に、開業時に非常に助かる、HYUGAさんの医薬品購入交渉も利用しました。同じような薬価値引きサービスで、共同購入というものは認識していました。ただ、こちらを入れてしまうと、発注などもそのサービス会社主導になり、卸さんとの関係が淡泊になるのが嫌でした。それに比べ、HYUGAさんのサービスは薬価の価格のみを交渉してくれるため、卸さんとの受発注は変わらないため、しっかり使っている卸さんを優遇したり、いままでの関係を続けられる点がよかったです。(開業時にお世話になった卸さんもいるので大変助かっています)
まとめ
在宅を100~200名規模に!という目標が当初からあったため、転ばぬ先の杖として、必要なものを備えた結果、理想に近いような非常にスムースな経営ができていると感じています。またコスト面でも、システムを入れると負担は大きくなりがちですが、HYUGAさんのシステムは、利用量に応じた金額設定なので小規模の薬局にはありがたいところです。従量課金制で、報告書の利用枚数が少なければかかる費用も少ないので、小規模の薬局にとっては非常に助かっています。
今後、在宅対応ができることで、より地域に「選ばれる薬局」になれるよう努力していきたいです。
■セミナー情報
在宅薬局に関わるノウハウや新しい情報など発信しています。
現在コロナもあり、WEBセミナー(ZOOM)にて開催中です。