【Kirari prime service】在宅フィールドへの「きっかけ」を得て、既存患者さんから地域体制加算の算定獲得

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【Kirari prime service】在宅フィールドへの「きっかけ」を得て、既存患者さんから地域体制加算の算定獲得

患者さんに“おせっかい“をしすぎる、それを良しとする薬局。それは患者さんの背景を深く知り、一歩先のコミュニケーションができるこということ。
働く皆がその想いを共有するために、HYUGAとともにおこなったことを杉原社長にお伺いしました。

企業情報

薬局名:のぞみ薬局
会社名:有限会社ユニコ
店舗数:1店舗
在宅患者数:3名
従業員数:5人
設立:2002年
代表取締役:杉原 弘晃

要望

地域支援体制加算の獲得

加算の要件・基準など確かな情報の提供

課題

コロナ渦による収益悪化(施設基準の要件から外れる)

在宅患者がいない状態からのスタート

施策

KIRARI PRIME(Kirari prime service)の加盟
医薬品の購入交渉代行の利用

効果

地域体制加算 算定獲得に至る(元々は算定なし)
患者に寄り添った一歩先にコミュニケーションができるようになった
売上増加:年500万円

きらり薬局との出会い

出会いは、HYUGA PRIMARY CAREさん(※以下、HYUGAという)の開催している在宅セミナーに参加したのがきっかけでした。開催時間も営業時間後からはじまるので、作業の空き時間で視聴でき、サービス購入を決めるまで色んな内容で2~3回は見ていた感じです。セミナーでは、実際に代表の黒木社長が、きらり薬局店舗で実際におこなったことなど、店舗数も少なかった時代から実例を交えてお話しされていたので具体的イメージを持ちながら聞けていました。

実は、これがHYUGAさんにお願いしようと決めた理由の1つでもありまして、在宅に力を入れている点はもちろん、大手薬局をメインにしていない点が自分に合うなと思いました。他社さんの話になってしまいますが、成功している企業を基にやってみようとしても、事例としては規模の大きな薬局がメインとなってしまう傾向にあります。その例を横展開されても、自社くらいの薬局規模でどうやるかのイメージがつきにくいというのは難点でした。そういう点でもHYUGAさんのサービスに参加されている薬局も、自分と同じくらいの規模の会社が多いというところで、提供いただける情報としてもマッチするのではないかと考えました。

 

地域支援体制加算取得にあたる課題

昨今のICT化の流れはもちろん耳にしていましたが、コロナ渦で収益が悪化したときでした。オンライン服薬指導やフォローアップなど患者さん対応がより一層求められていく中、対応するツールを入れたい、でも費用は高い。ただ時代や患者さんの要望には備えたい…という負のスパイラルでした。一番大きかったのが、施設基準1をクリアしていたのですが、要件が未達になってしまい、算定額として年300万円~400万円/店舗がマイナスになってしまい、売上的にかなり痛い状態になっていました。

そこで在宅による加算獲得を狙いたいと考えたのですが、門前クリニックが耳鼻咽喉科で在宅患者もいない状態でした。地域も狭い(岡山県 備中方面)ため、今ある牌の取り合いとならざるを得ず、他薬局から患者を取るというのも繋がりもあるので難しく、非常に頭を悩ませていました。

新規患者獲得のために、周辺の介護施設など、営業すればよいことは頭ではわかっていましたが、実際するとなると教科書通りにはできないなと思い、二の足を踏んでいるという問題もありました。

 

どのように課題解決したのか

そこで大きく2点でサポートいただいたのですが、1点が売上向上策として、地域支援体制加算の算定サポート、もう1点がコスト削減策として、医薬品の購入交渉代行、です。

■加算の算定サポート

こちらは、収益悪化して状況を伝えておりましたので、サービス利用前(約3か月くらい前)から、加算を取れないかと親身に相談に乗ってくれていました。

在宅患者を増やすには、新規患者を獲得する方法と、既存患者を切り替える方法があります。最初は、算定要件を満たす患者さんを探す段階で、後者である現状の個人宅患者さんの中から要件を満たす方がいないかどうかをアドバイス頂きました。

例えば、対象者が要介護でなく要支援でも要件としては問題ないこと、指導実績として、訪問数にカウントできるものの解釈など、厚生局窓口に聞いても明言できないことに対して、実績を基にホットラインで答えてもらえることは非常に助かりました。

結果、既存患者さんから要件を満たせる目途が立ちましたので、加算算定に向けたスケジュールの策定を頂き、もれなく申請書類やオペレーション体制の準備を一緒におこなっているところです(※2023年3月時点)

■購入交渉代行

次に薬価コストの削減策ですが、こちらは同じようなサービスを他社で利用していました。これに関しては、割引率だけを指標にはせずに、少々割高になっても在宅のチャネルがあり、先ほどの内容と重複しますが、大手薬局の事例ではなく、自社と同じような中小薬局の加盟数が多く、近しい実績サンプルが揃っているという点を重視しました。

実際、蓋を開けてみたら、よく出る医薬品の種類上、以前よりも仕入れ値が安くなっていると税理士から聞いています。これは嬉しい誤算です(笑)

まとめ

きらりプライムのサービスを利用して、いろんな情報に触れられたお陰で、「気づき」が生まれたのだと思います。地域支援体制加算をとるための患者要件などのポイントを教えてもらいましたが、ただ加算だけの打算的な目的ではなく、薬局に来てくれている患者さんが、どんな方が付き添っていて、現在どういう状況で来られているのか、またその先のケアマネ・ドクターの存在、保険関係のことなど、深く知りたいと思うきっかけとなりました。実際にやってみて、患者さんの困っていることを聞ける幅が広がったと思います。

他方、薬局経営の面では、来て下さる患者さんのお声がけから掘り起しとなっていますし、ケアマネさんとの関係もでき患者さんの紹介にもつながっています。今後、他の加算など報酬面につながるような道筋が強固になればと考えています。

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