【ファムケア】「地域に根ざした24時間対応の薬局」を続けていくために。在宅支援システムを使いこなす経営者の想い。

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【ファムケア】「地域に根ざした24時間対応の薬局」を続けていくために。在宅支援システムを使いこなす経営者の想い。

在宅支援システムを全ての店舗に導入し、在宅業務のレベルアップを進めている「たーとす薬局」。短期間で店舗拡大をしている理由を、創業者である新井社長にお伺いしました。 

企業情報

薬局名:たーとす薬局
会社名:Story of the tortoise株式会社
店舗数:3店舗
在宅患者数:約200名
従業員数:20人
設立:2015年
代表取締役:新井 雄一朗

要望

経営改善に向けた取り組みとして在宅をしっかりできる体制の構築。
また、対応できる在宅患者数を増加させたときの業務負荷の改善。 そのための効率的な施策が知りたい。

課題

患者さんに没頭するあまり、経営が疎かになっていた。そのため患者さんの対応もこれ以上受けられずに負荷だけが掛かる負のスパイラルに…

施策

KIRARI PRIME(旧:ボランタリー事業)の加盟、
経営改善施策と並行して、報告書システム「在宅支援システム」を導入

効果

在宅を増やす余裕ができ、訪問件数が約2倍、売り上げも1.2倍に増加
対応品質があがることで患者紹介をもらえるような好循環となっている

きらり薬局との出会い

5年くらい前ですかね、1店舗目を運営している中で、強引な多角化と店舗展開をし、一度に資金面、人員面ともに非常に厳しい状況でした。そこで、なんとかならないかと暗中模索するなかで、きらり薬局さんと出会い、経営的な相談に乗ってもらうところが始まりでした。弊社の状況を電話で聞いた上で、代表の黒木社長が福岡からすぐに駆けつけてくれました。そこで経営的な改善アドバイスを丁寧にしてくれたのですが、それよりも私と黒木社長とが本当に似たような背景で在宅に取り組まれているということを知り、本気で患者さん・薬局の将来について共感できた、という点で胸が熱くなったのを覚えています。

在宅支援システム導入の経緯

私が目指すのは、在宅を軸とする24時間対応の薬局が当たり前となる時代。そしてその理想的な経営を実現するために、数値目標に向けて粛々と改善に取り組んでいました。 色々同時並行していましたが、その中の業務効率化策の一つとして、在宅で必須である報告書の作成業務の負荷軽減に、自社開発商品の「在宅支援システム」を勧めていただきました。 それまで我々薬剤師がエクセルで報告書を作成し、事務スタッフが送付するという流れで行っていたのですが、患者数が増えるにつれ送付までに時間がかかり、送付遅れやモレ、記載内容のミスが増えてきている状況でした。これは現場での課題でもあったので、対策するには丁度よいタイミングだな、と思い食いついたのを覚えています(笑
もちろん投資ではありますので、費用対効果がどれくらいで現れるか数字的な根拠を丁寧に説明して頂き、納得して導入を決めました。契約前にこっそり比較検討をして確かめましたが、機能と導入費のコストパフォーマンスもよく、今のタイミングだと思い決意しました。

導入前後での変化

導入する際の最初の登録は少々手間ではありましたが、それ以上のメリットがありました。 外出先でも報告書が書けるので帰ってから報告書を思い出しながら書く手間がなくなりました。また送付も端末上から送れてしまうので、素早い情報共有や送付モレ防止にも繋がっています。 また前回薬歴などはクラウドにアクセスするだけで閲覧できるので、オンコールなどで他の担当が対応する場合も即座に情報共有できるのが、24時間365日体制を整備する上で非常に役立っています。

実際の効果

他にも、クリニックの先生やケアマネさんなど多職種の方との連携が非常にしやすくなりました。わざわざ電話することでもないちょっとした共有事項は意外と多いと思うのですが、これを在宅支援システムでメッセージ代わりに言えるのが便利です。こういった細かなことが信頼関係に繋がり、今では患者さんの紹介にも繋がっているのだと思います。患者さんのために皆必死になって業務にあたるのは当たり前ですが、それが報連相のモレで信頼を損ねてしまうのは非常に勿体ないと思っています。 暫くして業務に余裕が出てきたので、薬剤師の増員もでき、在宅患者さんも120件から250件へと訪問件数が増えました。売上でいうと前年比120%くらい伸びる結果となりました。

まとめ

私にとって在宅支援システムは、単なる業務効率化の手段としてのITツールの利用という位置づけでしたが、結果として、自社で自信のある、在宅医療を届けられる範囲が大きく広がったという意味で非常に良かったと思っています。1店舗目で在宅には必須だと実感してから、2,3店舗の開局時には患者さんの増加を見越した上で予め導入しておいたのも大きな展開に繋がったと思います。 今後、薬局業界の変化が求められていますが、何より、生まれ育った地域の医療を守る、それが薬剤師としも当たり前だという意識を着実に広げていくことで、より多くの地域の人々とのstoryを創っていきたいと考えています。

たーとす薬局 写真
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